『閻魔堂沙羅の推理奇譚』 あらすじ・原作・キャストは?

 

女優の中条あやみがあの世の裁判官役で主演を務める、 ミステリー作家・木元哉多による同名の人気小説シリーズをドラマ化する本作は、2020年秋ドラマ 、NHK毎週土曜日23時30分より全8回のドラマで放送されます。

 

第55回メフィスト賞、受賞作!! 「犯人がわからない? あなたは地獄行きね」 という決めセリフも期待できます。自分に手をかけたのは誰だ?死者復活を賭けた推理ゲーム! 毎回ゲストの異なるオムニバスストーリーになっています。

早速あらすじを見ていきましょう。

 

①【登場人物とあらすじ】

 

被害者に自分で自分の殺人事件の真相を解決させる、異色のオムニバスミステリードラマ。閻魔堂の主・沙羅(中条あやみ)が、生き返りを願う亡者に、誰に、なぜ、どのように殺されたかを推理させるゲームを仕掛けます。

 

現世に未練を残した人間の前に現われる閻魔大王の娘――沙羅。赤いマントをまとった美少女は、生き返りたいという人間の願いに応じて、あるゲームを持ちかけます。

生き返りたいと泣きつく彼らに、沙羅はこう言い放ちます。

 

「自分の死の真相を突き止めるのが条件です。」

 

自分の命を奪った殺人犯を推理することができれば蘇り、わからなければ地獄行き。犯人特定の鍵は、死ぬ直前の僅かな記憶と己の頭脳のみ。生と死を賭けた霊界の推理ゲームが幕を開けます。

 

その中で事件の真相だけではなく、生前、自分が一生懸命生きてこなかったということを思い知る。そして生きる覚悟を固めることで己の人生を変えていく!

 

原作の1話をご紹介

ある冬の深夜。ベテラン刑事の武部建二と新米刑事森野智也は住宅地の路地裏で張り込みをして無事に事件は解決します。

 

その後森野と恋人がレストランで会う場面を武部は見ます。

翌日、110番通報があり、現場に武部は向かいます。

 

死体はマンションの四階にあり、被害者の榎並は頭を潰されて死亡していました。

榎並風太は英会話講師で、生徒の評判は良いが女癖が悪い男でした。

三人の女性が捜査線上に浮かびあがりました。

 

1人目は玉橋由紀奈。彼女は榎並に貢いで借金をしていました。

看護師をしながら風俗嬢でも働いていました。

 

2人目は清水麻帆はOLです。

3人目は芳根美加であり、清水は榎並の子供を人工中絶していた。

 

芳根美加は女子大生。女子アナを志望しており清水との浮気を知り、

二股騒ぎで榎並と別れることにしました。

 

武部と森野は遺留品のネックレスを調査する。

 

森野は現場で嘔吐したことから生活安全課への転属が決まりそうになっていました。

 

 

三週間後、駅前のコインロッカーで凶器の血まみれの灰皿が見つかります。

証拠物により玉橋の容疑が濃厚になってきていましたが彼女のアリバイを証明する物証が出ます。

 

その後、清水が車のひき逃げで昏睡状態になり、清水の家からは遺留品と同じネックレスの鎖は見つかり警察は犯人と断定します。

 

武部は刑事の勘で事件の終わり方に違和感を覚えます。

 

武部は単純に興味があったから森野に恋人はどうしてるかと聞く。

 

武部は一人で料理屋へいきアパートへと帰り、そこで何者かにナイフで刺され、意識がもうろうとします。

 

武部は真っ白な部屋で目覚め、黒髪ショートの美少女が目の前に座っていました。

 

 

少女は武部の半生をすらすらと口にした。

ここは閻魔堂。少女の名前は沙羅というらしい。

 

霊界の入り口であり、武部は死んでしまったらしく生前何が起きたかを教えてくれません。

武部は誰が犯人か分からない。

 

沙羅は武部を生き返らせる代わりに自分を殺した

犯人を推理させるゲームを始めようとします。

 

制限時間は10分。

残り二分で武部は事件の真相に辿り着きます。

 

榎並殺しの犯人は芳根美加である。

動機は恋情のもつれ。衝動的な犯行で凶器は灰皿でした。

 

殺した時に美加のネックレスはちぎれてしまいます。

森野は芳根の姉と恋人関係にあったので工作の手伝いを行ないます。

 

嘔吐を演出して、証拠のネックレスを拾い

森野と芳根姉は妹を守るため工作をしました。

 

玉橋に容疑を移すため凶器をコインロッカーへ。

彼女にアリバイができたので今度は清水になすりつけます。

 

ひき逃げで昏睡させ、清水の部屋にネックレスを置く。

榎並は美加、ひき逃げは姉、武部は森野が殺したという流れです。

 

沙羅は正解した武部を時間を巻き戻し生き返らせる。

武部は自分で救急車を呼び、翌日の手術で生き延びます。

芳根姉妹と森野は自首することに決めました。

 

②キャスト紹介と役どころ&出演者コメント

主人公・閻魔沙羅役の中条あやみ

 

「閻魔大王の娘役!初めて聞いた時いろいろな意味でビックリしました!いつかこのような特殊な役を演じてみたいと思っていたので、沙羅になれる事が楽しみです!」とコメント。

 

「台本を読んでいて、毎話それぞれの人間ドラマがとても楽しく思いました。閻魔堂にやってきた亡者に対して沙羅が諭す言葉はとても大切な意味があり、ドラマを見ている方の心にも刺さると思います。沙羅の毒っ気もあり天真らんまんなキャラクターを大事にして、キャスト、スタッフと一緒に力を合わせて楽しい作品を作っていけたらいいなと思います」と意気込みを明かしている。

 

 

③まとめ

毎回死者はなぜ、誰に殺されたのか一緒に犯人捜しをしてみてください。1話完結なのでとっても気軽に楽しめそうですね。

ぜひドラマをお楽しみください。