ドラマ『アンサング シンデレラ』 石原さとみ主演!あらすじ・気になる原作紹介。

2020年8月23日

2020年春ドラマ2020年4月9日(木)夜22時スタート 『アンサングシンデレラ 』の放送が決定しました。


荒井ママレ原作の「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」で現在も『月刊コミックゼノン』連載中です。病院薬剤師の主人公が、薬剤部のメンバーを中心として、医師、看護師、外部の薬剤師などの医療について考え、起こる問題に向き合っていくお話です。アンサング(unsung)とは、日本語で「讃えられない」の意味を示します。

 

縁の下の力持ちのような感覚でしょうか。あらすじ、キャストなど中身を見ていきましょう。主演石原さとみ、アンナチュラルでの白衣姿がかわいかった石原さとみさんの医療ドラマ見逃せません。

 

ドラマ『アンサング シンデレラ』登場人物とあらすじ

 

葵 みどり(あおい みどり)は入社8年目の薬剤師で、主に小児科を担当しています。世の中のイメージと異なりOL並みの年収。推定年収380万円。

 

明るく前向きでで物怖じしない性格でいつもおだんごヘアをしています。優れた味覚と嗅覚を持ちます。

 

薬剤師の立ち位置と権限を把握しつつ、処方内容に不審点があれば処方箋を出した医師に堂々と疑問点を問い、意見することもあり自身の仕事に誇りを持っています。

 

「薬は患者の今後の生活につながるからこそ、その人自身を知る必要がある。それが、薬剤師にとって何より大切だ」という信念を持っています。

 

1人でも多くの患者を救いたいと思い非効率だと周りからは揶揄されます。しかし患者と正面から向き合うことを信念としています。

 

刈谷奈緒子(桜井ユキ )鉄の女の異名を持つベテランの薬剤師。以前は調剤薬局で店長をしていて、生真面目な性格で整理整頓を徹底しており、余剰在庫を最小限に抑え、経費削減の成果を収めているキャリアウーマン。

 

相原 くるみ(西野七瀬)

 

みどりの頼れる同僚薬剤師。循環器系の薬剤に詳しく癒し系。

 

ストーリー

いつものように勤務していた葵 みどりは、院内でうずくまる老人と出会いました。

彼はもうじき退院だと言いますが、明らかに様子が変なので、同僚の担当薬剤師に尋ねても、経過は良好で投薬にも問題がないようでした・・・。

 

些細な違和感から、みどりは老人の異変を察知します。

それによって、彼と彼の家族を救うことにも繋がります。

 

他のストーリー

インフルエンザの時期に入ってきて病院もかなり忙しくなっています。

 

しかし患者さんの家族が「タミフルは怖いから他の薬に変えて欲しい」と言うのですが、忙しくて対応していられない薬剤師の羽倉くんは「タミフルは怖くありません」と冷たい対応をします・・・。

 

患者に寄り添うみどりは注射薬への変更を提案します。

 

そんな時に、大好きな祖父が末期の胃がんと発覚し、思い悩む13歳の女の子は拒食症で食事も取れず病院に運ばれてしまいます。

 

女の子が一番気がかりなのは祖父に彼ががんだと告知をしていないこと。

 

「おじいちゃんは死ぬってわかってるのに嘘ついて治療を受けさせてる」と自己嫌悪と不信感で自分の治療に対しても消極的です。

 

家族も「第二の患者」になり得ると、臨床心理士が女の子のお父さんを説得し、おじいちゃんに告知することが決まります。

 

抗がん剤の治療が無事に終わり、おじいちゃんは一度退院し、コックとして働く飲食店で元気そうにお客さんと話しています。

 

しかし、抗がん剤の副作用で食欲が落ち、4クール目に入ったところでガクッと体重が落ち、さらに肺炎を引き起こして再び入院となります・・・。

 

延命を希望しないおじいちゃんに病院食は味気ないだろうと、お父さんは煮物と日本酒を振る舞います。

 

酒を酌み交わしながら「親子水入らずの会話」で絆を再確認します。

 

そしておじいちゃんはみんなに見送らて息を引き取ります・・・。

 

ドラマ『アンサング シンデレラ』キャスト紹介と役どころ&出演者コメント

 


主演葵 みどり役 石原さとみさんコメント

Q本企画を聞いたときの最初の感想はいかがでしたか?

 

「薬剤師の方は薬局でお薬を渡してくださる方という印象で、一体どういうお仕事をされているのか具体的には知りませんでした。今回ドラマのお話をいただき原作を読んで、仕事内容の大変さに驚きましたし、薬剤師は薬で命を助ける専門家なんだと痛感しました。

 

私自身、ドラマで医師や看護師を演じた経験はありますが、薬剤師が登場人物として描かれることはほとんど無かったのではないでしょうか。患者に寄り添う大切な存在なのに知らないことばかりでした」

 

Q葵みどりを演じるうえで心がけたいことは?

 

「ドラマで描かれるみどりは原作よりもキャリアを積んでいる設定なので、患者さんに寄り添う温かさや優しさを持つ一方で、冷静な部分も持ち合わせていると思います。患者さんにとっての最後の砦(とりで)という自覚をもち、単にがむしゃらなだけではなく、優しさが本当の強さだということが伝わるように演じていきたいです」

 

Q視聴者のみなさまへメッセージをお願いします。

 

「薬剤師というお仕事をもっと多くの人に知っていただきたいと思います。私自身、初めて知って驚いたことがたくさんありました。そして、夢物語ではなく、きちんと現実を伝えていけたらと思います。実際に薬剤師として働く方にとって、明日もがんばろうという活力になれたらうれしいです。そして、世の中で働く皆様に諦めないこと、人を大切にすることというメッセージが伝わるよう精いっぱいがんばりたいと思います」

 

 

漫画家・荒井ママレさんコメント

 

「この作品を立ち上げるとき何人もの薬剤師さんに取材させていただきましたが、皆さん必ず薬剤師が主役で大丈夫ですか・・・?とおっしゃっていました

 

。医療モノは数あれど、薬剤師はほとんど出てきません。けれど、そんな縁の下の力持ちたちが必死に働く日常を掬(すく)い上げてこの作品は生まれました。ドラマならではの『アンサングシンデレラ』が見られること、いち視聴者として楽しみにしています!」

 

ドラマ『アンサング シンデレラ』まとめ

石原さとみさん主演の『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』。薬剤師を題材にしたドラマは初めての試み。今まで知らなかった薬剤師の役割や苦悩、縁の下の力持ちの仕事ぶりを知ることができるのではないでしょうか。

 

アンサングとは「褒められない」という意味。医師のように頼られず、看護師のように親しまれなくても、患者のために奮闘する病院薬剤師たちの、まだ誰も知らないヒューマンドラマが幕を開けます! ぜひドラマをお楽しみください。